足写ってたけどあれなんなん? と言う人におすすめの記事です。
目次
【ゾゾゾ】武尊神社の解説&写った足の考察
ゾゾゾ武尊神社の動画に写った足を考察する
さて、武尊神社をさらに有名したのは、
ゾゾゾの動画と言っても過言ではないでしょう。
冒頭の落合さんの奥さん出てっていったカミングアウトから、武尊神社の不気味な雰囲気。
そしてなんと言っても、はっきりと写った足!!
コミカルな入りからガチ感が漂い始め、最後には切れ味の鋭い王手。
痺れる動画でした。
そんな武尊神社で写った足の考察をしていこうと思います。
あくまでも私の想像ということをご了承下さいませ。
1、あの足は完全にまーくんである
ゾゾゾ
まあ言うまでもなく、あの足は完全にまーくんのものでしょう。
靴の感じもズボンの感じも間違いありません。
じゃああれはリアルガチのまーくんなのか?
それは違うと思います。
落合さんが、足を見つけてあうあう言って出てきた時、まーくんと皆口さんは下でスタンバっていましたしね。
まーくんの姿を利用した何かだったのでしょう。
まーくんの姿を利用したのは、単にまーくんが霊感が強い方だからだと思います。
波長が合い、あるいは相性がよかった。
少ないエネルギーでも姿を模倣できた。
まーくんはしょっちゅうお祓い行ってますからね。
ちなみに足は、御神体を飾っていたところを向いています。
位置関係に注意しながら動画を見てみて下さい。10:55 - 11:23。
2、足を見つける前に落合さんが太鼓をならした
楽器や、踊り、歌などは、本来神様に奉納するためのものでした。
一番有名なところでは神楽でしょう。
皇室の人へ向けて神楽を捧げますよね。
岩屋に隠れた天照大神を出すために、外で天鈿女命(あめのうずめのみこと)が踊ったことが、神楽の起こりだそうです。
これは武尊神社にあった太鼓にも言えることです。
荒らされる前、武尊神社として機能していた頃は、神様に奉納するために使われていたはずです。
これを落合さんが鳴らしました。
使われなくなって久しい神社の太鼓が鳴らされた。
その神社は、かつては手入れも行き届いていたが、周辺に人がいなくなり、必要とされなくなった。
これを踏まえて、動画の足を見ると、寂しさや侘しさを感じませんか?
祭壇の方を眺めて、かつての栄華に思いを馳せているような……。
怒りではないと思います。
きちんと神主の方が分霊を移し、保管されているからです。
むしろ時代の流れで必要とされなくなった、その事実に憂いを覚えているように思えて仕方ありません。
落合さんが太鼓を鳴らしたことで、かつての賑わいを思い出し、思わず姿を借りて出てきてしまったのかもしれません。
そもそも武尊(ほたか)神社の武尊とは?
武尊(ほたか)とは古事記に出てくる
日本武尊(ヤマトタケル)のことです。
皇族の人間であり、彼を近くに置くことを恐れた父親により、
方々へ征討に出かけることになります。
征討とは天皇の命令に背く人間や神を倒すこと。
西に行き「熊襲(くまそ)征討」
(九州あたり)を行います。
その時にヤマトタケルと言う名を、殺した相手からもらいます。
また、「東国征討」(関東あたり)も行います。
天叢雲の剣(あまのむらくものつるぎ)を携え征討を行ったわけですが、ある時草原で火を放たれ、ヤマトタケルは火に囲まれてしまいます。
そんな時天叢雲の剣で草をなぎ、
ひうち石で向い火を行い窮地を脱します。
その時から天叢雲の剣は、草薙の剣と呼ばれるようになりました。
そんなこんなで無事に征討は終わりました。
しかし最後は荒ぶる神を倒すため、手ぶらで山に入ります。
ただ、神を侮ったがためにあっけなく死んでしまいます。
世界で最初のナメプかもしれませんね。
ちなみに熊襲征討の時は女装して敵の本陣へ潜入しています。
こちらも世界で最古の男の娘かもしれません。
武尊神社何を神として祀られているのか?
確かに神が宿っていそうだぜ
元々は山岳信仰が元で武尊神社ができたようです。
山岳信仰とは、簡単に言うと偉大なる山を信仰すること。
特に山と関わりの深い狩猟民族などが信仰していました。
武尊神社は神宿る山、武尊山への信仰と、山伏の修行の場となりました。
武尊山の由来とは?
由来は日本武尊(ヤマトタケル)です。
彼が東国征討の際、この村に登って村人たちを苦しめていた悪鬼を退治したことから、武尊山と呼ばれるようになりました。
沖武尊と前武尊の山の頂上には、日本武尊(ヤマトタケル)の像が建っているそうです。
なので武尊神社と言う名前を持ちながらも、日本武尊(ヤマトタケル)を奉っているわけではないのかもしれません。
武尊山を信仰し、間接的にヤマトタケルを信仰していると言った方が適切かもしれません。
武尊神社は本当に廃神社なのか?
結論から言うとNoです。
廃神社ではない、という点が、武尊神社の動画を消す理由にもなったりしています。
詳しいことは、【ゾゾゾ】武尊神社(足の動画)が削除された理由&内容参照。
そもそも武尊神社は一つではありません。
武尊神社で検索してもらえれば分かりますが、無数にあります。確認できただけで18個、おそらくそれ以上にあるでしょう。
なんでこんなことが?
と困惑するかもしれません。
要は分霊です。
分霊で一番分かりやすいのが、稲荷神社。
地図で検索すると、あなたの周辺にも稲荷神社があると思います。
なんでこんなに同じ名前の神社が?
と思うかもしれません。
これこそが分霊です。
本社である、伏見稲荷大社から神霊を分けてもらい、各地の神社へ移します。
そしてその土地や、そこに住む人々の生活を守るのです。
いわゆる産土神というやつです。
ジャンプで連載中の呪術廻戦で、
「クソ……ッ!! 産土神信仰……。あれは土地神でした……。一級案件だ!!」
と言うセリフと共に、一名の死亡が描かれていました。
なので氏神信仰と産土神信仰は本来であれば違うものなのですが、最近ではほぼ一緒の意味合いを持っています。
ちなみに氏神信仰とは、自分の家系の先祖を祖霊とし信仰するものです。
産土神信仰は、その土地の神様を信仰すること。
伏見稲荷大社から勧請(かんじょう。神霊を分け、他の神社に移すこと)すると、分霊した神様が産土神となります。
話は戻ります。
ゾゾゾのメンバーが訪れたみどり市の武尊神社は、あくまでも分社。
本社は別にあり、本社では毎年猿追い祭りというものが行われています。
ゾゾゾが行った武尊神社が、廃神社然としていても、本社はきちんと機能しているわけです。
それに本社の神主さんにインタビューしたところ、
「廃神社ではない。結果的に荒れてしまっただけで、今は休んでいるだけ」だそうです。
分霊してもらったものはきちんと移し、預かっているともおっしゃっていました。
ゾゾゾの動画でも、武尊神社の本殿の奥の空間は、綺麗にぽっかり空いていましたよね。
ゾゾゾ
本来の神社であれば、御神体と呼ばれるものが奉納されているスペースです。
御神体とは神的なパワーを持った、人工物や自然物。
武尊神社には剣が御神体として奉納されていたようです。
しかしそのスペースだけ綺麗に何もない。
他は荒れていたのにも関わらず。
なので荒らされる前に分霊を移動することができた証拠でしょう。
なぜ武尊神社は廃神社みたいに荒れ果てたのか?
それはその近くに建設された草木ダムのせいのようです。
元々あった武尊神社は草木ダムの底に沈んでいます。
なので、今みどり市にある武尊神社は、ダムに沈むため移転してきたものになります。
しかし時が経つにつれ、付近に人がいなくなり、神社を奉り、手入れをしてくれる人などがいなくなってしまいました。
そのため、おやすみという形をとって、分霊を一時保管しているようです。
産土神とはやはりその土地に生きる人のための信仰です。
しかし信仰する人がいなくなったのでは、続ける意味が無いと言うのも理解できます。
ゾゾゾ考察記事まとめ
ゾゾゾ削除理由考察記事まとめ
番外編 まーくんが聞いた女の人の声は?
こちらは日本武尊(ヤマトタケル)とは関係がないと思っています。
たまたま迷い込んだ浮遊霊か何かではないでしょうか。
廃神社でも神的なパワーが残っているのかは不明です。
ただ神域とケガレの世界を隔てる役割を持つ鳥居が崩壊していたことから、誰でも侵入は可能になっていたことでしょう。
番外編 奇祭、武尊神社の猿追い祭りとは?
武尊山の岩屋に住み着いた、白い毛の大猿がいました。
その大猿は、秋になると実った作物を荒らして平らげてしまいます。
困った村人は武尊山の神に退治を頼みました。
その結果、ヤマトタケルが退治したと言うのが由来だそうです。
不思議なのは、猿を追い越したら不作になると言う言い伝え。
祭りの一部に、猿を追うものがあるのですが、その時猿を追い越してはいけないそうです。
ちなみに奇祭で一番好きなのは、宮古島のパーントゥです。
プロの怪談師を呼んで怪談を披露する、「怪談のシーハナ聞かせてよ」
その第七回目に、奇祭、パーントゥで起こった怪談話が聴けます。
しかし日本の神様や文化を紐解きながら考察するのは楽しいですね。
また何か考察して欲しいことがありましたら、リクエストお受けします。
参考文献&HP
武尊神社と猿追い祭り
武尊神社
日本の神々と仏