やりすぎ都市伝説 関暁夫

【2021】やりすぎ都市伝説(冬)内容ネタバレ【関暁夫】

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【2021】やりすぎ都市伝説(冬)考察【関暁夫】

 

「今回の都市伝説は日本を襲う新たな脅威。そして破壊と再生が作り出す、未知なる未来とは。あなたの感度が試されます。信じるか信じないかはあなた次第です」

 

都市伝説ファイル①:首都直下型地震による東京崩壊

「今、地球環境が大きく変わる転換期に来ているっていう話はこれまでさんざん話してきたよね。
例えば、ポールシフトによる地軸のズレや磁場反転など、宇宙自体がどんどん変化する中で、もう地球表面上にもいろいろな変化が生じてきているんだよね。
そんな話がある中で、今改めて目を向けてほしいのが日本国内」

『都がずれる』という話はご存知でしょうか。
都=東京が持つ、首都機能が別のところへ移るんじゃないかっていう話。
なぜそうなるのか、普段からアンテナを張っている人はもう気づいてるよね。
決して逃れることのできない脅威がもうそこまで迫っているから。
東京を襲う脅威、それが首都直下型地震

 

ベイビーリトル
都市伝説界隈では次の首都は京都と言われているぜ
これは流れの必然。
東の京が東京なのであり、元は京都が首都だった
そこに戻るのだという

首都直下地震 被害想定 死者約2万3000人

首都直下型地震とは
政府の地震調査委員会が今後30年以内に70%の確率で起きると予測している、関東地域を震源としたマグニチュード7以上の大地震。

被害者は阪神淡路大震災のおよそ3.5倍の2万3000人以上、全壊および焼失する建物はおよそ5.5倍の61万棟。
経済的被害は日本の国家予算に匹敵する合計およそ95兆円。

ライフラインの断絶、家屋の倒壊、木造住宅密集地域における火災の多発と延焼。
帰宅困難者の大量発生など、首都圏は甚大なる被害を受け、長期間にわたる困難が予測される。

 

「当然、多くの人の命が奪われることも予想されるし、極限状態に置かれた人間は、人じゃなくなるからね
略奪や暴力が世の中に溢れて、これまでの日本とは全く違う世界に変わってしまうかもしれない。

30年以内に70%の確率って言ってるけど、大切なのは極端な話、明日起こってもおかしくないってこと。
ちゃんと危機感を持って過ごさなきゃだめだよ。

そもそも日本っていう国が世界有数の地震大国だってことは知ってるよね。
日本は世界第4位の地震の多さを記録しているんだよね」

 

ベイビーリトル
戦時中でも日本軍人がアメリカ人兵士の人肉を食った事件があったぜ…

 

地球の表面は、プレートと呼ばれる十数枚に分かれた岩石の板によって覆われている。

このプレートは地下から上昇してきたマグマが冷えて固まることにより新しく作られ、年間数cmほど左右に広がっていく。

押し広がったプレートは大陸側のプレートの下へと沈み込む。すると大陸側には歪みが溜まっていき、限界に達すると一気に跳ね上がる。

この振動が地震となるのだ。そして日本列島は4枚ものプレートの境界に位置しており、それぞれバラバラの方向に動いている。

この環境から頻繁に地震が起こり、世界でも有数の地震大国だといわれている。

 

「要するに、プレートに囲まれた日本にいるかぎり、地震から逃げることは不可能。
定期的にやってくる災害にどう備えて、どう対応していくかっていうのが大切なんだよね。
本格的に首都直下型地震がきたら、東京は終わるぞ。
都市部に住んでる諸君、気づいてんなら行動しろよ!

東京っていうと、最先端の街というイメージがあるかもしれないけど、古い木造建築や古いビルが立ち並んでいるだけだから、本当に家屋が崩壊するぞ、ビルからガラスが降ってくるからね。

首都直下型地震の30年以内に70%っていうのはあくまで目安の数字でしかないよね。明日起こる可能性もあるから」

 

「実はそれとは別に、明確に起こる時期が予測されている巨大地震があるんだよね。
それが南海トラフ巨大地震

 

南海トラフとは
駿河湾からヒューガナダへ伸びる形で存在している細長い海底盆地。ここを震源地に起こる地震が
南海トラフ地震。マグニチュード8クラスの巨大地震として100〜150年の周期で定期的に観測。

 

近い将来、次の南海トラフ地震が発生すると予測されている。最悪の場合、死者は32万3000人にも
のぼるとされ、首都直下型地震をはるかに超える規模の損害が試算されている。

 

「南海トラフ地震が起これば、東日本大震災の約17倍の被害が出るって言われているわけ。
あれの17倍だぞ。南海トラフが引き金となった直近の巨大地震は、1946年の『昭和南海地震』それクラスの地震がいったいいつくるのか。
最近の研究では、もう明確な時期が出てるんだよね」

 

その数字が、2035。この2035年というのは、ある場所に秘められたデータを読み解くことで浮かび上がってくるんだよね。
その場所が、地震を予知することができる、まさにミステリースポット。
それが高知県室津港

 

都市伝説ファイル②:南海トラフ巨大地震のXデー

「ここ、室津港が、南海トラフ巨大地震を予知できるミステリースポット」

 

室津港は、高知県東南端の室戸岬に位置する港。
この沿岸一体は波風が荒く、航行の難所であることから、昔から避難港として重要な役割を果たしてきた。

 

「室津港は過去南海トラフ巨大地震が起きるたびに、地盤が隆起していて、この現象から次の地震が起こる時期を予測できるんだよね。
いわばここは、今後くる巨大地震を予知できるミステリースポットなんだよね」

 

関が言うように、室津港は過去数度にわたって、南海トラフ地震の被害を受けており、地震が起きるたびに地盤が隆起、そして沈降していくというのを繰り返してきた。

 

「南海トラフは過去幾度にわたって起きているんだけど、直近3回のデータを見ることで、次の発生時期を予測することができる」

 

1707年の宝永地震では1.8m隆起、その147年後の1854年安政地震では1.2m隆起、その92年後の1946年昭和南海地震では1.15m隆起。
隆起の後は、一定の速度で地盤が沈降していき、0m地点に戻ると地震が発生。

再び隆起し、沈降していくというのを繰り返してきた。
そして近年の研究によると、この地盤が沈降する速度は一定であることがわかった。

これを次の地震に当てはめると、再び地盤が0mに戻り地震が起こるのは2035年だという。

南海トラフ巨大地震(1)死者は最悪32万人?!いったいなぜ?

「でも大事なのが、過去2回の地震は隆起が1.2m、1.15mとパワーが解放されていない可能性があるんだよね。
つまり次にくる地震っていうのは、前例のないクラスのパワーが解放された南海トラフ地震が起きるかもしれないっていうこと。

次の地震が絶対にでかいって言うのはもうひとつ理由があって、南海トラフ地震は3回に1回は超ド級の規模のやつがきてるんだよね。
そして次にくる地震こそが、その1回なんじゃないかってこと」

 

関が言うように、南海トラフ地震には東海、東南海、南海、3箇所の震源域が存在し、過去3回に1回は、震源域が連動する形で巨大地震が起こっている。

 

「そしてこの2035年という予測は、さまざまな専門家たちも言い出してるんだよね。
実は、僕が最近愛媛県の今治にある高校で、いろいろな識者を招いて生徒と一緒に学ぶプロジェクトをやっているんだけど、そこに講師としてきてもらった京都大学名誉教授の鎌田先生も南海トラフ地震の危険性に対して警鐘を鳴らしているんだよ」

 

今年10月から愛媛県今治市の県立高校において、関が有識者を招き特別授業を行うプロジェクトが始動。
その第1回の講師として招聘したのが地震研究の権威、京都大学の鎌田浩毅教授。そこで関は直接取材する機会を得ていた。

 

日本の破滅をまねく大災害に備える

 

関「もう10年後には南海トラフがくるんじゃないかという見解をされているんですか?」
鎌「そうですね、具体的には2035年」

鎌田教授によると南海トラフ地震は2035年を目処に発生。前後5年の誤差を考え、2030年から警戒するべきだという。

鎌「日本列島が沈み込んで跳ね返るんですね、地震のとき隆起するんですよ。それでまた少しずつ沈降するんですね、つまりプレートが沈み込むことで。次の南海トラフ地震でまた跳ね返るわけね。要するに、プレートが沈み込む速度が一定だからたくさん跳ね返ると次の地震まで時間がかかって、ちょっとしか跳ね返らないとすぐに南海トラフ地震がやってくるという規則があるわけ。前回が1946年1.15m跳ね上がったから、同じ速度で沈降するといつくるかわかる、このことを時間予測モデルっていって、その数字が2035年なんです。確実にきますよ」

そんな南海トラフ地震が起きた場合、どの程度の被害規模になるのか。

鎌「地震は震度7(気象庁最大の揺れ)が静岡県から宮崎県まで。次の地震は一度に動く『三連動』。
津波は一番高いものだと34m、建物だと11階建。高知県や和歌山県では2〜3分で1回の頻度で。日本の人口がいちばん多く、産業経済の中心である太平洋ベルト地帯にちょうど重なり、日本の人口の半分にあたる、6000万人が被害に遭うと内閣府も発表しているんです。」

関「静岡といいつつ、はっきりといって東京もかかりますよね」
鎌「実際は東京も揺れますよ。高層ビルやタワーマンションは長周期地震動といってライフラインは止まりますね。」

関「東日本大震災の16〜18倍クラスのものがきます」
鎌「1桁大きいものがくるというのがなかなか伝わってないんですよね。首都圏〜九州まで被害に遭った時に誰が助けるかとなると、東北や沖縄でものすごく遠くなる。そうなると助けるまで時間もかかるし、自分のことを自分で守らないといけなくなる。会社も色んなサプライなど供給ルートを作っておかないと、数ヶ月いろいろな会社がとまってしまう。まずは人の命が大事だけど、その次は経済をいかに早く戻すかというためにも、みんなが知識を持って今から準備してほしい。手をこまねいていたら、32万人の方が亡くなる」

 

 

「今回起ころうとしている、南海トラフ巨大地震の射程圏は静岡から宮崎。静岡、愛知、三重、和歌山、徳島、高知、宮崎は甚大な被害を受ける可能性が高いんだよ。
そして予測される被害規模は東日本大震災の約17倍。
わかるよね、7県同時に壊滅するってことは、救助も物資もそう簡単にはこないから
ライフラインが断たれるんだからね。まじでやばいから。

目を覚ませ、日本人。津波は太平洋側から押し寄せるけど、内陸部の都市に住んでいる人たちも警戒しろよ。
震度7クラスの地震が日本国内全部に起きるんだぞ。東京、大阪、福岡の人たちもいい加減目を覚ませ。

避難警報が出たら逃げればいいや、じゃないからね。Jアラートは100%くるとは限らないからね。
情報には敏感になっておかないとだめだよ。
感度を高めるんだよ。
ただ誤解してほしくないのは、別に怖がらせるために言ってるんじゃないから。

事前に伝えることで、具体的に準備をしておこうっていう話。
最悪を想定して、防災ではなく、減災していこうっていうことだからね。
なぜならば、まださらなる危機が迫っているから。
それが富士山噴火」

 

都市伝説ファイル③:富士山噴火がもたらす新型コロナの再パンデミック

首都圏にも甚大被害!?富士山噴火 備えは万全か[東日本旅客鉄道株式会社]

「富士山は大体200年くらいの周期で噴火しているんだけど、今直近の噴火から300年も経ってるの。
エネルギーが従来よりも溜まりまくってるってこと。まじで噴火くるぞ。
もし富士山が噴火したら、火山灰は偏西風に乗って全部東に流れていくの。
そしたら富士山周辺はもちろんだけど、東京壊滅だよ。
首都圏でも、道路や鉄道、飛行機にも影響が出てくるからね。

しかもそれだけじゃないから。
空が火山灰で覆われることで、電波障害が発生して、携帯などの通信機器も一切使えなくなるから。
首都圏の通信機能が完全に麻痺するってこと。
そして火山灰には細かい火山ガラスが含まれていて、人体に影響が出てくるんだよね」

 

関が言うように、火山灰は物を燃やした後に残る灰とは性質が異なり、中には岩石のかけらや鉱物の結晶、火山ガラスなどが含まれる。

それが風に飛ばされ広範囲に広がっていくと、様々なインフラに影響を与える他、農作物への甚大な被害、人が吸い込んだり目や皮膚に付着した場合、体に悪影響が及ぶことがわかっている。

 

そして、その富士山噴火の可能性に関して、鎌田教授に話を伺ってみる。

 

関「富士山噴火はあり得ますか?」

鎌「ありえます。今、富士山はマグマがパンパンに溜まっている。噴火スタンバイ状態って言うんですけど、300年間噴火がなかったのはどういうことかっていうと、富士山の地下からマグマが供給されていて、それが外に出ずに溜まっている。300年前の噴火は、江戸の街に5cm、横浜で10cm火山灰が積もり、関東地方が大変だった。そのときなぜそんなに大噴火したのかっていうと、200年休んでいたから。今は300年休んでいる。火山灰は休んでいるようで、マグマは下から供給され続けている。単純に言うと5割増しに膨れている。だから、次噴火したら大変だと、火山学者は全員思っている」

関「その火山活動は何年間続くか分からない状況なんですか」

鎌「江戸時代では2週間くらい火山灰が降って、1ヶ月舞っていた。そう言う意味では1ヶ月くらいですね。これは大事なことで、噴火は予知ができます。山が膨れたり地震が起きたり、そうすると人は逃げればいい。あとは300年の恵みが来ます

関「破壊と再生ですよね、地球自体が生命体

鎌「まさにそうです。そういうことを僕は伝えたい。正しく恐れるといって、何でもかんでも怖いのではなくて、科学の力で地震予測ができ、噴火を予知して逃げる。短い災害を逃げれば、長い恵みがきます。
これが揺れる大地、日本列島で長く生き延びる知恵ですね」

関「南海トラフが発生した場合、富士山はどういう影響があるんですか

鎌「おそらく富士山は噴火すると思っています。南海トラフ地震の後で、富士山がダブルで災害を起こす。
これも過去は未来を解く鍵で、1707年に宝永地震という南海トラフ地震がおき、その49日後に富士山が噴火したんですね。南海トラフ地震が、富士山のマグマ溜まりをゆすったんです。すぐではないけど、数ヶ月経って噴火する。今は富士山は300年分のマグマが溜まっているから、ひと押し、ひと揺れで、噴火する可能性が高いだろうというのが火山学者の予測です」

関「南海トラフが鍵を握ってるんですね」

鎌「南海トラフ地震を日本人全員で準備して被害を減らしてほしいというのが僕がいちばん伝えたいメッセージです」

関「都市伝説の領域を超えてリアルに伝えているということですからね」

そして、まさに今月(2021年12月)首都ジャカルタが位置するインドネシアジャワ島で火山が噴火。街全体が火山灰に覆われ家々が沈没し、救助作業が難航しているのだという。

 

 

「さらに空が火山灰で覆われることで起こる、もうひとつの現象。それが新型コロナの再パンデミック。火山灰が空を覆うことで、日照時間が少なくなる。すると気温がどんどん低下して寒冷化が起きるんだよね」

 

関が言うように1783年にアイスランドの火山が噴火した際には、有毒な火山ガスが長期にわたって放出され、世界的な寒冷化をもたらしたと言われている。

 

「気温が下がると人間の免疫力が下がって、ウイルスに対する耐性も弱まっていくでしょ。
その結果、新型コロナが再び猛威を奮ってくるんじゃないかという話。
たとえ、「ーーーー(ピー)」を入れたとしても関係ないからね。
新たな変異株も出てきているけど、本当に人間は対応できなくなっていくよ」

「そして大切なのはここから。
南海トラフ巨大地震、富士山噴火、首都直下型地震は影響しあっていて、富士山噴火が南海トラフを誘発して時間を早める可能性もあるの。
そして、いつ起こるか分からない、首都直下型地震が南海トラフ巨大地震を誘発して、そしてそれが富士山噴火に繋がる可能性もあるからね。
つまり最悪の場合、全部が一気に来る可能性もあるってこと。
もう都市伝説の領域を超えたことを伝えてるんだよ」

 

都市伝説ファイル④:首都直下型地震と脱東京

 

「さまざまな危険が迫り来る中で、我々はこの日本という国でどう生きていくべきなのか。キーワードは脱東京。
お気づきですよね?いよいよ都がずれるときがやってきたのです。首都が変わる。
実際、海外ではインドネシアみたいに本気で首都移転を進めている国もあるんだよね」

 

 

インドネシアを襲う危機は、火山噴火だけではない。
首都ジャカルタは、海面上昇と地盤沈下のため、その一部は毎年25cmずつ水没している。
そのため政府は首都移転を決断。
2024年からカリマンタン島への移転を計画している。

 

「いつ壊滅するか分からない東京から離れるっていうことを本気で考えなきゃいけないタイミングがきているからね。
じゃあ東京の次の首都は一体どこなのか。
候補として考えられるのは、京都と岡山。

実際文化庁は京都へ移転しようという動きがあるし、岡山は過去3000万年ずっと安定している活断層がない土地なんだよね。
地震はどこへ行っても被害を受けるけど、南海トラフが起こった場合、津波の被害があるのは主に太平洋側。
愛媛や岡山などの瀬戸内海に面している場所は、比較的津波による被害は受けていない、安全な場所なんだよね」

「そして大事なのが、逃げた先であなたは避難所やシェルターに簡単に入れてもらうことができるのかってこと。
10年後のテクノロジー社会をよく考えるんだよ。
そこには人間性チェックが当たり前にあるから
いろいろなテーマパークでも入場のために個人の生体情報を提出させられたり、新幹線でも顔認証が導入されたりし始めてるよね。

今後、ひとりひとりの個人情報が可視化されて、それによって人間選別されるのが当たり前になってくるから。
そして今後、地殻変動や氷河期など、壊滅的な危機が迫る地球表面上において、避難所やシェルター以外にも、メタバースというのも実社会上のオーバーグラウンドになってくるからね」

 

メタバース
超越した世界という意味を持つ仮想空間。Facebookは社名をMetaへと変更し、将来的な人間の新たな居住空間を開発している。

 

「未来を見据えた行動。これから想像を超えた災害が起きていくからこそ、アナログコミュニケーションや利他的な動きが大切になっていきます。災害が起きてから助け合うのではなく、災害が起きる前から助け合える仲間や状況を作っていかなければならないのです。未来に向けて動き出している人たちは、もう自分たちの世界を作り出しています」

「あなたの行動が問われます。信じるか信じないかはあなた次第です。」

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