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銀魂歴代担当作家がはっちゃける!原作最終回や実写映画キャスティング・裏事情「ジャンプGIGAvol3」

最近購読しているジャンプGIGAシリーズ。ベテラン作家さんによる連載や、これからを担う漫画家さんの読み切りなど、重度の漫画ファンであるボクにはうれしい内容が盛りだくさん。

 

そんなジャンプGIGAですが、インタビューが載っている場合があります。
前回はこちら。『NARUTOの岸本先生新作情報!漫画家志望者必見の岸本&富樫先生の対談が載っている「ジャンプGIGA.vol2」
連載が終わったNARUTOの岸本さんとハンター×ハンターの富樫さんとの対談がありました。この回は二人に創作の秘密やコツを聞くコンセプトでした。
今回のジャンプGIGAには銀魂をこれまで担当した編集者が、銀魂の最終回や映画のあれこれをしゃべる対談となっております。

 

銀魂歴代担当者が語る。裏話&最終回・実写映画化のあれこれ。

 

以下歴代担当(敬称略)
初代担当:大西
二代目担当:斎藤
三代目担当:中崎
4,6代担当:本田
五代目担当:松尾
七代目:内藤
現担当:真鍋

 

漫画にめっちゃ出てた大西さんは初代担当なんですね笑

 

 

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実写映画化について語る裏事情・ぶっちゃけ話!

 

中崎「昔から実写化の話自体は何度か来てたんだよね? でも当時の話はほとんど記事にできないと思うよ。(以下映画に関するあれこれを話す)」

大西「まったく使えないよその話。まあ空知くんはもともと実写化自体にそんなに乗り気じゃなかったんだよね。『無理にやんなくてもいいんじゃない?』って。そういう中、福田監督でっていう実写映画化企画の話が上がってきて、原作もそろそろクライマックスだしさすがにそろそろどうかなって思ったんだよ。それで、ちょっと空知くんと飲む機会があったんで、福田監督の名前は伏せて『また実写化の企画が来てるんだよね』って話を世間話的にふってみたら、空知くんのほうから『例えばもし福田監督とかなら銀魂のチープな感じをうまく活かせてやってくれるかもしれないっすね』なんて言ってきたから、実はその福田監督から話が来ていることを教えたの。そしたら空知くんも『だったら進めてもらってもいいかもしれないですね』って」

 

真鍋「それで一度、福田監督と顔合わせをしたんですよね。監督から直々に空知先生に『作らせてください』と。空知先生も『じゃあお願いします』という話になって」

 

中崎「これで実写化がすべったら担当編集の責任は重大だからな?」

 

真鍋「はい…。実写化に関して、空知先生は全面的に福田監督と映画のスタッフに任せるといってます」

 

松尾「それがいいよ…。2013年のアニメ映画のとき、原作を空知さんが書いたけど半分死にかけてたもん笑」

 

斎藤「でもまあせっかく実写になるんだったら「シン・ゴジラ」級の社会現象になる作品を期待したいですけどね。ああいうエポックメイキング的なものを」

 

中崎「何かしら『銀魂』らしい花火を打ち上げてほしいよね。それが下ネタ方向でもかまわないからさ。せっかく規模の大きな企画になってるわけだし」

 

本田「ところで映画の主題歌、誰が歌うとか決まってるの?」

 

真鍋「まだこれからです」




 

クライマックスに突入中の原作について

 

内藤「久々のギャグ回はめちゃくちゃ面白かったね。実写いじりとか(wj39号)。また一話完結の話も読みたくなったね」

 

真鍋「今度、あんな感じでギャグもやっていくつもりだと話しています。サブタイトルも地味にいつもの感じに戻してるんですよ」

 

本田「そういえば真鍋に担当が変わってから、一時期は回復しかけてた原稿のスケジュールがまた壊滅的になってきてるんだよね」

 

内藤「まじすか?」

 

真鍋「えっと……」

 

本田「内藤がせっかく優秀なスケジュールにのせてたのに。これまでの歴代の中でもかなりの危険水域に達しているから、わりとマジでやばいんじゃないかと」

 

内藤「ほんとだよ、どうしてくれるの?」

 

真鍋「あの…すみません…」

 

本田「平気で●時まで引っ張ってるからね」

 

斎藤「いっぺん、いま原稿受け取りましたって連絡から、真鍋が6時間くらい行方不明になった事件とかあったよな」

 

本田「印刷所から催促の連絡が来てて、『いや数時間前にはもうそっちに向かったって連絡があったんですけど……』って(笑)」

 

斎藤「嘘が下手すぎるんだよ!」

 

内藤「俺の苦労はなんだったんだ……」

 

斎藤「だいたいさあ、(以下歴代担当陣から真鍋へのリアルなだめだしが延々と続く)」




 

原作最終回どうなる!?

斎藤「空知さん自身は締め方をもう決めているの?」

 

真鍋「まだざっくりとしか……。はっきりとは決まっていないみたいです」

 

大西「仮に銀さんの子供が出てくるパターンだとしても、じゃあ誰との間の子供ならいいかなって。誰とも子供にしたってファン全員が納得する答えはにでしょ。絶対みんな予想してないような……キャサリンとか(笑)」

 

斎藤「誰の子供にしても傷つくファンはいるからね。じゃあいっそ全員名乗り出てくる?」

 

真鍋「皆言いたい放題じゃないですか。ダメですよー」

 

大西「だれかとのキスシーンで終わるとかでもいいじゃん、もう」
真鍋「それニセコイじゃないすか」
大西「銀さんが『初めてなんだから……』とか言ってさ」
一同「(笑)」

 

話題は最終話の原稿はちゃんと上がるのか、に移行。

 

斎藤「最終巻の表紙も引っ張りそうだよね。発売日延ばすくらい、たぶん平気でやるよ。でも、せっかくなら何が最後にやらかしてほしいけどね。ルフィ書くとか」

 

真鍋「絶対に無理だと思いますけど、one-piece1巻の構図になぜか似ているとかですか?(笑)」

 

斎藤「でも例えば最終話がone-pieceの一話と被るのって面白いかも」

松尾「新八のモノローグで世はまさに大海賊時代みたいな?」

内藤「『…だって銀さん、腕がッ!!!』って」

一同「(笑)」

 

斎藤「きっと大西さんが許可とってくれるよ。まあなんにせよ、伝説に残るような最終回をやってほしいよね」

 

記事はここまで。
続きはジャンプGIGAで読もう。
空知先生の努力や編集者が選ぶ銀魂ベストエピソードなどが載っているよ。やっぱりあそこまで人気のある漫画を描くにはかなりの努力をされたよう。ちなみにボクが選ぶベストエピソードは焼肉食べに行く途中、エレベーターに閉じ込められた話。どこまでも空気をぶち壊す警備員のおじさんと、だんだんそれに飲まれていく銀さん神楽ちゃんが面白い。

ちなみに空知先生は次回作への意欲はあるみたい!
銀魂は終わってしまうけど空知先生はまた作品を書いてくれるので、またあの独特のワールドに触れられるぞ! それと真鍋さん頑張ってください(笑)

 

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