出典:wikipedia
ドンキーや九龍城みたいなごちゃごちゃした感じや、中野ブロードウェイのダンジョン感が好きな人いますよ?
かくいうボクもそうです。どこかの記事で書いたけど。
そんなボクと似たような感性している人におすすめスポットはモトコーってとこ。
戦後の面影を残すディープスポット。元町高架通商店街
店舗情報
今は、そのディープな外観から観光客にも愛されている。お店としては個人経営のものから企業経営のものまであり、ペットショップ・男ものの衣料品・アクセサリーショップ・時計屋など、割と若めな客層向けの商品から、占いや天然石屋・陶器屋・古いカセットゲーム屋など怪しげなものも多い。中古家電に専門特化
している店などもり、バイヤーなどが訪れている。そこもまたアングラっぽくていい。
右側にあるのはCD・レコード屋。好きな人は行ってみるといいかも。
成り立ち
モトコーはもともと闇市だったという説が有力。
2013年に発表された研究によると、戦後の闇市「三宮自由市場」の西部店舗群が「松明会」による統括と組織化を経て「元町高架下商業組合」が発足し、「元町高架通商業協同組合」と改称され、最終的に今の「元町高架通商店街」が発足したと推察されている。というのも資料が乏しいのではっきりとしたことはわかっていない。
まるで中野ブロードウェイ。アングラっぽさを実感しよう。
モトコーは一番から七番まであります。
そのすべてを歩いて撮ってあるのがこの動画。ただ16分と少し長め。なのでところどころ抜粋して紹介したいと思います。メガテンの雰囲気を味わおうぜ。
一番街入口。昭和感あふれるこういうところ、たまりませんなあ。ちなみに一番街から七番街まで一直線です。道に迷う心配はありませんよ。
一番街の看板の下はこんな感じ。ここが入口。立ち込める怪しさ。たまんねえええ!
ほんのり薄暗いのもアングラ感がましてグッド。今の日本は小奇麗すぎるよ。
中はこんな感じ。シャッターが下りているのは全体の3~4割くらい。やはり昔ほどの活気はない。寂しい限りである。バブル期には酔っぱらった会社員がネクタイ頭に巻いてここを通ったんだろうなあ。つーかバブル経験していないってなんか損してる気分じゃない?
好景気に酔いしれたお祭り騒ぎを、ボクも感じてみたいものです。
シャッターにストリートアートが。ところどころに描いてありましたね。オーナーに聞いてから書くようにしましょう。
いい看板!! レトロチックで好きです。昔の看板ってなんで派手なんですかね? 今じゃ看板もキレイだったり洗練されているものが多い。それも好きですけど。
ちなみに一番街から七番街まで一直線と言いましたけど、直接つながっているわけではありません。街と街の間には横断歩道があります。
外から見るとこんな感じ。怖い笑。ダンジョン感半端ないですね。一応証明はありますけど、やはり暗めなのでしょう。
飲み屋なのににんじんって言う。名づけるセンスよ。
七番街を抜けるとこういう看板が出てきます。「ありがとうございます」この言葉の通り、高架下の商店街はここで終わり。シャッターが下りているのがやはり寂しい。ちなみにストリートビューも試してみましたが、中に入れませんでした。
この元町高架下通商店街は取り壊しの危機にあります。高架橋の補振補強工事のために一斉撤去を求められているのです。阪神大震災ではここも被害にあっています。だからこそ強化工事は正しいのでしょう。でもやはりこの雰囲気は一度壊すと二度と戻らないでしょうね。いいとこ”似た何か”です。半世紀もすればいい感じにはなるのでしょうけど。
なにもこれはここだけの話だけじゃなく、立石の呑んべ横丁も立石駅の再開発のために取り壊し対象となっています。ボクに言わせれば何言ってんだって感じですけどね。昔の日本を感じられるのも、重要な観光資源となるのに。その最たるものがお城とかですよ。少し小奇麗って概念に縛られすぎ。呑んべ横丁はすごいですよ。モトコーは中野ブロードウェイ的でしたけど、呑んべ横丁は九龍城的な感じです。天井低し。通路狭いし。ごちゃごちゃしているし。上に配管通りまくってる。まじロマン。
日本は少しきれいすぎる……。好景気に沸き立つバブル的な雰囲気も味わいたいのでそろそろ海外行ってきます。