こんちゃーす当ブログの管理人、とぅえるぶおくろっくです。
みなさん最近どうですか?
もうすっかり暑くて股間がかゆくなる季節になってきました。
もーめっちゃ蒸れるのなんの。どうかしているぜ。
デリケアエムズ
これをお茶の間のCMで流すってすごいよね……。
そんなホットな毎日を元気よく過ごすあなたに、ひやっとした話題を提供しましょう。
それが「青い鯨」というゲーム。
ロシアで流行ったゲームであり、
すでに130人もの少年少女が命を落としています。
果たして彼らに何が起こったのか?
非常に気になる話題だったので今回記事にしました。
目次
人を死に誘う悪魔のゲーム「青い鯨」
「青い鯨」とは?
驚くべきことに、青い鯨はロシアで流行っているSNSゲームなんです。
Vkontakeというロシアで有名なソーシャル・ネットワーキング・サービス上で行われるゲームのことです。
呪いのゲームなどではなく、実体は完全なる洗脳です。
このゲームはゲームマスター・ブデイキンの指示に従うことで進行していきます。
一日に一つの課題がゲームマスターから提示され、それをやった証拠として画像をSNSに上げなくてはなりません。
奇妙なのはその指示の内容です。
ゲーム開始時の内容は
「チャットルームにログインする」
「一日中ホラー映画を見ること」
「朝4時20分に起きること」
「指定された音楽だけを聞く」
「3回リストカットする」
「近場の一番高い場所に上る」
「線路に向かう」
などと言った、まあできなくはない指令です。
これをこなしていくと、次第に毎日の指示がエスカレートしていきます。
「ナイフやカミソリを使って文字、あるいは鯨の絵を刻み付ける」
「腕と足に同様のことを行う」
などと言った、痛みを伴なう指示に変わっていきます。
もうこの段階まできたらゲームマスターであるブデイキンの計画はほど完璧に進行していることになります。
そして最終日である50日目には自殺をするように命じる指令が届きます。
正直こんなので死ぬやついるのかよww
と思わなくもないですが、実際に確認されているだけで130人もの男女が自殺しています。
もはや洒落にならないレベルですよね。
疫病だってここまでの死者数を出すのは珍しいですよ。
実際に自殺した女性たちのFacebook
ゲームマスターは非常に狡猾な男であり、これだけの死者数を出したのにもちゃんとした理由がありました。
そう、彼はアイデンティが確立していない10代の少年少女をメインターゲットとしていました。
まだ自分が何者であるか知らない若い男女。そんな彼らなら、他人の言うことをすんなりと受け入れてもなんら不思議ではありません。
彼女たちは死ぬ間際、「終わり」「感覚は失われた……終わりね」などといった不気味な言葉を最後に残していきました
ちなみに、指定された音楽はこれが多く使われているらしい
ロシア発祥の死のゲーム、とは多数のグループがあります。
「青い鯨」は多数あるグループの内の一つというわけですね。
なのでグループごとに手法は少しずつ違っていますが、基本的には同じです。
思考能力を弱らせ、正常な判断ができなくさせる。そして50日の自殺の指令で幕を閉じる。
その流れは変わりません。
ここで「青い鯨」のような自殺教唆グループで使われた特定の音楽をのっけておきます。
もちろんグループごとに違う曲が使用されていることもあります。あくまで一例と言うことでお願いします。
個人的には嫌いではりませんが、ずっと聞いていると陰鬱としてきますね笑
画面も全体的に暗く、曲との兼ね合いでさらに気が重くなりそうです。
これをずっと聞き続けるのか……。
やっべえぞ
途中離脱を許さない巧妙な手口
青少年の心理を理解した巧みな誘い文句
ゲームマスター(運営者)は参加者に対して、巧な言葉遣いで言うことを聞かせていたみたいです。
例えば女子の参加者の場合は、容姿に対するコンプレックスを刺激する旨のことを言われます。
太っている、とか、目が細い、とか。そういった言葉で自己肯定感を消していきます。
実際に2016年12月25日、アインジェリーナ・ダヴィドーバさんが14階から飛び降り自殺しました。
わずか12歳でした。この少女は「青い鯨」に参加しており、ゲームマスターから「太っている」などと日常的に言われていました。
それを気にしたアンジェリーナさんは野菜だけを食べるという食生活を続けていました。
亡くなる前のアンジェリーナさん
この時点ですでにやばそう……。
男子の場合はこの世界で負け犬だ、などといった成功や失敗と言った男の心を刺激する言葉を投げかけます。
そういった言葉で少しずつ自己肯定感を希薄にしていきます。
そうなりますと自暴自棄や投げやりになってしまいます。
つまり自分を大切にしなくなると言うことです。
そしてゲームマスターは「自分なんて……」と思い始めた少年少女の心に、ある言葉を吹き込みます。
選ばれし者だけの世界があると吹聴してたのです。
それがどこを指すのか、みなまで言わずともお分かりでしょう。
最初の数週間における、簡単な指令。睡眠時間を奪うことによるマインドコントロール
最初の数週間の指令はやろうと思えばできるぎりぎりのラインに設定されています。
よく仕組まれているのが、正常な思考回路を奪う指令になっているというもの。
朝4時20分に起きるとしたらおそらく寝不足になるでしょう。
一日中ホラー映画を見続けるのもそうです。見終わった後正常な思考ができるとは思えません。
同じ曲を聴き続けるのも同じです。新しい刺激がないと人間の脳は慣れて感覚が鈍くなっていきます。
こういった指令を出していって、次第に正常な思考力を奪っていきました。
実際にゲーム運営者のリーダーであるブデイキン容疑者は、睡眠を奪うことの重要性を語っています。
「必要不可欠なのは、青少年を夜に眠らせないこと。
精神的に影響されやすくなるから。意外にもそれは流行してしまって、他にも邪魔な模倣者が出てきたんですよ」
そして、
「“S”で始まる人生で最高のものは、家族(семя ‘semiya’)、土曜日(‘Saturday’)、セックス(‘Sex’)、そして自殺(‘Suicide’)だ」
などと言った言葉が定期的にゲームマスターから送られてきたようです。
頭が正常に機能していないのにそういった言葉を見たとき、10代の少年少女にはそれがすべてだと思ってもなんら不思議はありません。
そして次の段階へと進んでいくわけです。
つまり自傷行為ですね。
体を傷つけさせ、どれくらい洗脳が効いているか確かめるとともに、自殺させる最終局面への布石を打っているのです。
しかし正常な判断ができなくなる前に、やめることはできなかったのでしょうか?
同じSNSでつながっている人による励ましと脅し
青い鯨はゲームと言ってもソーシャルゲームやPS4やスイッチなどと言ったゲームではありません。
あくまでゲームと称しているのは、ゲームマスターの指令がよくある一種のゲーム性を持っているからです。
本質はSNS。つまりソーシャル・ネットワーク・サービスなんです。
それをゲームマスターはうまく利用し、新規のサービス利用者を逃がさないようにしていました。
まず指令を達成するとみんなから賞賛されたみたいです。
やっていることはともかく褒められることはだれでも嬉しいはずです。
しかもそれが10代の少年少女ならなおさら。
逆に指令を達成しないと周りから非難されたみたいです。
つながりを求めてSNSをやっているのに、そのコミュニティから吐き出されそうになるわけです。
多くの少年少女たちは躍起になってミッションをクリアしようとするでしょう。
しかもゲームマスターは
「住所はわかっているので、実行しなかった場合は家に行き、君と家族に危害を加える」
などといった脅しも行っていました。
事前にスカイプ等で顔を合わせて会話も行っていたようです。
こういったことで途中離脱を許しませんでした。
そして指令が進行するにつれて、ゲームマスターの影響力が大きくなるように巧に仕組んでいたわけです。
容疑者ブデイキンの目的
容疑者ブデイキン
驚くべきことに、同様の自殺教唆組織は、ロシアにおいていくつかあるみたいです。
自殺大国日本人でも信じがたいことです。
その多くはやはり広告収入が目的みたいです。
自殺するほど悩んでいる少年少女の救い、運営者の影響力を増していく。
まあ一種の宗教のようなものです。
が、青い鯨を運営していた組織のリーダーであるブデイキン容疑者は、広告収入が目的ではありませんでした。彼はこう語っています。
「亡くなった10代の犠牲者たちは”生物学的廃棄物”であり、私は”社会を清めただけ”」
すげえ事をいってんなあと素直に思いましたね。
死んだ10代の若者たちはいらない存在だった、そういうことをこの人は言ったのです。
誰がなんの権限を持ってそれを決めるのか。かなりぶっ飛んでいる容疑者です。
NARUTO
「これからの木の葉をになうのは子供たち」
ってシカマルも言ってたのに。シカマルとアスマかっこいいよね。
鴻池剛と猫のぽんたニャアアアン!
この記事を読んで心がやさぐれたら鴻池剛と猫のぽんた ニャアアアン!という漫画を読んでみましょう。
猫の飼育漫画というより、完全にギャグなので猫好き以外にもおすすめ。ぽんたまじ暴れん坊将軍。
話は戻して。
つまりはゴミ掃除をしたと言っているわけです。
ロシアの人たちに多いのは、「こんなゴミみたいな世界で生きている意味があるのか?」ということを考えるのが多いみたいです。
ロシア国民の300万人がアルコール中毒で、
死因の内4分の1がアルコールに関係する国ですからね。(ロシアの人口は1.443億)
4分の1でも日本の総人口より多いです
なんというか世紀末感がすごい!
ブデイキンの幼少時代に、ゆがんだ思想を培った理由があった。
あるいはブデイキン容疑者もそう考えていたのかもしれません。
特に彼は幼少のころ周りとの関係が希薄だったみたいです。
母親も仕事が忙しくてあまりかまってもらえませんでした。
それでよくない方に考えが傾いても、誰も直すことはできません。
そして21歳になった彼はこのサービスを開始したのかもしれません。
ゴミみたいな世界を少しでもきれいにするために……。
この計画に五年もの月日を費やしたブデイキン。
ただの思い付きや軽い気持ちでないでしょう。
闇より深い執念を感じざるをえません。
番外編 死亡幇助系SNSになぜ鯨の名前が冠されることが多いのか?
ロシアには死亡幇助系SNSが多いと先ほど言いました。
そのサービスのタイトルによく鯨の名前がついています。
例えば「青い鯨」や「鯨の海」、「シロナガスクジラ」というSNSグループがあります。
不思議ですよね。
その理由はシロナガスクジラが自らを岸に打ち上げて、集団自殺する事から来ています。
なのでシンボルとしてクジラの絵が共有されたり、自分の体に刻み付けたりします。
なんとも恐ろしい世界です。
この手のゲームは中国などにも進出しているそうです。
何が正しくて何が間違っているのか、自分で判断できないうちは手を出すのをやめておきましょう。
ブデイキン容疑者が捕まったのが今年に入ってからです。
おそらく日本にも同様のゲームが登場するのではないかと思っています。
インドにもついに上陸!自殺教唆系SNS「青い鯨」日本上陸まじか!?
ついに「青い鯨」がインドにも上陸したようです。
今現在の死亡者数は3人。
インドのメディアは、7月29日に西部ムンバイで14歳の少年がビルの6階から飛び降りたのが最初の死亡例と報じています。
その約1か月後、南部ケララ州・ニューデリーで相次いで10代の少年が死亡しました。
当局はいずれも事件の背後に「青い鯨」がからんでいるとみて捜査中。
ニューデリーの高裁は17・8月17日、IT大手企業グーグルやフェイスブックなどに「青い鯨」へのリンクを発見し次第、削除するよう要請する事態へと発展しています。
インドの人口は13億越え。これから急激な発展をすること間違いなしの国です。
それに比べてると死者数は大したことがないように感じられますが、そんなのは関係ないですよね。
インド政府が死者数が少ない段階で気づけたのは不幸中の幸いでしょう。
ほうっておくと「青い鯨」のような、他のグループが上陸することを考えられます。
それに時間が経てば経つほど、ゲームマスターの力が強くなっていきますからね。
今の時代1人1スマホの時代。インフラも整いどこからでも簡単にネットにアクセスできる時代です。
現にインドでも南部と西部で場所はばらばらです。
もはや日本に上陸するのは時間の問題だと思います。
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