最近アニメ化もしたモブサイコ100.
ボクは原作を見ちゃいました。絵は下手ですけど、それを上回る魅力がこの漫画にはあります。
見終わったばかりのボクが勢いに任せて魅力を語っていくよ!
モブサイコ100ってどんな話なの?
主人公のモブこと影山茂夫は、超能力を持ちながらも生きていく上でそれは不要だと考える目立たない中学生。
勉強もスポーツもうなく出来ず、人付き合いにも不器用な彼を取り巻く様々な人物や出来事を描く。
(笑)編
どうすれば好きな子にモテるか困っていたモブは、ある日怪しい宗教「(笑)」(カッコワライ)の勧誘に引っかかってしまう。連れて行かれた集会所には、(笑)をインチキ宗教と断定し、取材をしようと試みた同じ中学の新聞部の米里も居合わせ、モブを巻き込む波乱を巻き起こす。
番長編
モブが通う塩中学校の番長・鬼瓦は、黒酢中学校の裏番長・テルと対決したがあっけなくやられてしまう。しかし、負けたまま引き下がれない鬼瓦は肉体改造部とテルが戦うよう裏工作を仕掛ける。やがて鬼瓦の思惑通り黒酢中の校庭にテル・鬼瓦・肉体改造部(とモブ)が一堂に集まり、激しい戦いが始まる。
「爪」編
モブの身の回りに、怪しい大人の超能力者の影がチラつき始める。彼らは超能力者による世界制服を目論むテロ組織「爪」の構成員だった。
引用:ウィキペディア
主観で語るモブサイコ100の魅力
絵は下手だけど立派な超能力バトルコメディ漫画。
バトルの魅せ方はうまいし、主人公覚醒シーンは背筋がぶるってなるよ。
戦うときは全力でバトル。コメディは要所要所に出てくる。
なにより魅力的なのは主人公!
主人公、影山茂夫はたぐいまれなるパワーを持つ超能力者。
そのおかげで友達もできずに、強大すぎるがゆえ能力の制御ができず、弟を傷つけたことも。
王道っすねここらへん。これといった特技もない彼。
彼は自分の能力を嫌い、疎んでいた。そのおかげで、存在の薄い学校生活を営んでいました。
そんな影山は放課後何をしているかというと、(偽)超能力者・霊幻新隆のもとで時給300円の霊能商法アシスタントをやっていました。
モブの力をいいことに自給300円で働かせているのがこの左の悪い笑みをしているやつ。
ただのくそ野郎だと思うでしょ? 実際くそ野郎ですけどいいくそ野郎ですからねこの人。
モブのピンチとあらばなんの力も持っていないのにかけつけるし、モブの親よりモブのことを理解しています。
そんな師匠こと霊幻もモブにいい影響を与えていく人物の一人。
「なんていうのかな、このまま放課後アシスタントでバイトして終わるより、今しかできないことがほかにもあるような気がしないでもないような…」
部活や趣味、勉強などみんな何かに打ち込んでいる他人を見て、モブも青春どっ超級なセリフを吐きます。
出した結論は好きな子に振り向いてもらいたい。
そしてモブは自分を変えたい一心で筋肉部に入部。
影山は超能力なんて力を持っていたけれど、それをのぞいたらなんの魅力もない人間なんだと気づいていた。
イケメンでもないし、勉強ができるわけでもない。特技もあるわけでもなかった。だからこその筋肉部。別に筋肉部じゃなくてもいいと思うけど、いろいろな縁があった結果そこになったんだろうね。
そして一歩踏み出した勇気のおかげで彼の生活はだんだんと色づき始めます。
まあ最初はモブを利用したり敵対したり、好意的な人間はひっじょうに少ないんだけどね。
ひどい振られ方をしたり、同じ超能力者に目の敵にされたり。
はたまた超能力で世界征服を狙うやつらも出てきたりと。
いろんな人と出会い、考え感じ、そしてモブは一つの答えを見出します。
「結局お前は私を倒すことも…仲間を助けることも…自らを護ることもできいのだな
なぜだ? お前の力ならもっとうまくやれたはずだ」
「そんな…。力を持っているだけじゃうまくいかないよ…。機体を裏切られることもあるし努力が実らないこともある。伝えようとして伝わらない人だっているかもしれない。でもそれでもいいんだ。大事な部分を自分で選んで…生きてさえいれば」
もぶううううううう!!
一巻からおってたボクはモブの成長に心打たれました。
ただのおかっぱが大きくなりやりがって…。
なによりいいのが彼のセリフがでまかせやきれいごとなんかじゃなく、ちゃんと自分の実体験に基づいているのがいいですよね。セリフに重みがあります。
モブサイコ100見るべき?
って聞かれたらボクは見るべきって答えます。
ワンパンマンのようにストレスフリーな話ではありません。
一人の少年が苦悩しながら前に進んでいく成長譚であり、それも見守るのがモブサイコ100の楽しみ方だと個人的に思っています。
まずは一巻からって人はこちらをどうぞ。