花粉対策

「花粉症は1週間で治る」を読んだ感想&レビュー

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花粉症は1週間で治るって本当?
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「花粉症は1週間で治る」レビュー

 

 

花粉症は1週間で治る
この本は薬やマスクといった、花粉症対策グッズに頼らず、食べ物(栄養)で体を整え花粉症に強い体を作っていこうという本です。

 

著者の方である溝口徹さんも、昔は重度の花粉症でありアトピー持ちだったのが、栄養を気にし始めた結果、今では花粉症もアトピーの症状も出ていないそうです。

 

また、彼を訪ねてくる花粉症患者さんも症状の緩和であったり改善、完治が見られたそうです。
おそらく花粉症が重度な方ほど、信じられないとは思いますが、やることは単純です。

 

それはビタミンDを摂るだけです。

 

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ベイビー・リトル
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花粉症を治す上で必要不可欠なビタミンDとは?

 

ではなぜビタミンDが、花粉症を1週間で治すところとつながってくるのでしょうか。
「花粉症は1週間で治る」ではいくつか理由が語られています。

抗菌タンパクを作る
免疫の過剰反応を抑える
腸の粘膜保護
リーキーガット症候群を抑える

 

頭から全部説明することはできませんが、軽く理由について触れていきたいと思います。

 

ビタミンDが抗菌タンパクを作る

 

抗菌タンパクはウイルスや細菌を殺す作用があり、抗菌タンパクはビタミンDに促されて作られます。

 

研究報告があり、1日2000IU(国際単位)のビタミンDをとったグループは風邪やインフルにかかることがなかったそうです。
ちなみに800IU取っていたグループは、三分の一が風邪やインフルに罹患しました。

 

ビタミンDは粘膜保護にも役立つ

 

ビタミンDは粘膜保護にも役が立ちます。
ビタミンDは粘膜の再生を促し、細胞間の結合のを癒着させるクロージングという効果を持っています。これにより腸の健康を保ち、igE抗体igA抗体免疫物質の働きを活性化させ、腸の免疫システムを正常に保っています。

 

リーキーガット症候群を防ぐ

 

リーキーガット症候群とは、簡単にいうと腸に穴が空いてしまうこと。
本来であれば、取り組んだ栄養素は吸収しやすいように極めて小さく分解されていきます。

 

ただリーキーガット症候群にかかっていると、大きくても吸収されるようになってしまいます。
大きい分子の場合体から異物だと認識され、過剰なアレルギー反応が出てしまいます。
こうなると花粉やウイルスなんかも体の中へと侵入してきます。
これを防ぐのもビタミンD

 

つまりビタミンDを摂ることにより、腸をはじめとした体の各免疫機能をしっかりと補強して、花粉症を防ごうということです。

 

ビタミンDの過剰摂取による副作用の心配は?

 

でもビタミンはしっかり取ってるよ?
という方もいるかもしれません。

 

確かにビタミンDは脂溶性(脂に溜まっていく)タイプのビタミンであり、体内に蓄積されがちです。

 

「花粉症は1週間で治る」では、そもそも厚生労働省の定める基準値が低い、と述べています。
各検査機関の検査方法がばらばらであり、その機関が出した数値の平均が基準値になるからだそうです。

 

実際に厚生労働省の1日の推奨量は220UI。
自然治癒力や人間のライフスタイルの改善の世界的権威であるACAMでは1日の推奨量は2000IUと大きな開きがあります。

 

とはいえ、体の大きさによっても推奨量は変わってきそうです。
ビタミンDの過剰摂取による副作用は、

食欲不振
吐き気
体重減少
腎機能の低下
尿路結石

 

などがあります。
体調を見つつ摂取量を調整してみてください。

 

ただ、多くの日本人はビタミンD不足だという溝口徹先生の意見には賛成です。
ビタミンDが不足しているから、免疫機能がしっかりと働いていない。だから花粉症にかかる。
というメカニズムですね。

 

「花粉症は1週間で治る」おすすめのビタミンDサプリメントは?

 

「花粉症は1週間で治る」が好ましい点は、ビタミンDの摂取を食べ物から摂ることを強要しないこと。むしろサプリメントで補うことこそオーソモレキュラーの正しい形とまでいっています。

 

なので足りない栄養はサプリメントを活用して摂っていきましょう。
さて、「花粉症は1週間で治る」ではビタミンDサプリメントの選び方が書いてあります。

ビタミンD3
25(OH)型、含有量の単位はIU

 

のものを選ぶように書いてあります。
ビタミンDには二種類あり、一つはD2、そしてD3

 

D2は植物性であり、D3が動物性のビタミンになります。
人間の皮膚で作られるのはビタミンD3なので、ビタミンD3の方を推奨しています。

 

次に25(OH)型。これは不活性型。
この状態では肝臓に蓄えられており、必要に応じて活性型として体の各地へ輸送されます。

 

ただなかなか書いてあることがないので、単位がIUであれば不活性型であると考えていい、と「花粉症は1週間で治る」には書いてあります。

 

私はビタミンD3のIU単位のものを買いました。
一個の含有量は2000IU。いきなり高濃度配合のやつを買っても怖いですからね。

 

体調を見つつ飲んでいこうと思っています。

 

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溝口徹先生とは?

 

 

「花粉症は1週間で治る」の著者の方である溝口徹先生についてです。
この本の内容にどの程度信憑性があるのか指標にしてみてください。

 

 

福島県立医科大学卒業。横浜市立大学附属病院、国立循環器病センターを経て、辻堂クリニックを開院。2003年には日本初の栄養療法専門クリニックを開設する。栄養医学の第一人者。

 

溝口先生はひどいアトピー性皮膚炎に子供の頃から悩まされていました。
そして小学二年生の時に、重度の花粉症も発症。なんでも蛇口が壊れた水道みたいに出まくったそうです。私と同じですね笑

 

 

そういった経験もあり、いつしか栄養医学へと傾いていった先生。
今ではオーソモレキュラー治療を20年以上続けているそうです。

 

「花粉症は1週間で治る」感想

 

 

花粉症は1週間で治る」は花粉症の人へ勇気を与えてくれる本だと私は思いました。
残念ながらもう花粉症の季節ではないので、実際に試してみることはできないのですが、来年の春からビタミンD摂取を始めたいと思っています。

 

ビタミンDを摂取するだけで花粉症から解放されるのは、誇張抜きに素晴らしいことですよね。
それに本書はオーソモレキュラー治療の導入書としてもいい本だと思います。

 

オーソとは整える
モレキュラーは分子
オーソモレキュラーとは日本語で「分子整合栄養医学」となります。

 

簡単にいうと、体を作る最小単位分子に、十分な栄養を提供することで本来の機能を取り戻してもらおうという栄養医学です。

 

本書ではオーソモレキュラー治療の説明に大半のページを割いています。
ビタミンDを使った花粉症治療は、いわばオーソモレキュラー治療の一環だからです。
あとはがんや認知症、うつ、などにもビタミンDの効能が書かれています。

 

こういった症状に、ビタミンDが特効薬となるかは私の口からはいえませんが不足しているのは確からしいので、それを補うだけで発症率だったり症状の軽減といった結果が出てくるのかもしれません。

 

食べたものからしか私たち体はつくられていません。
オーソモレキュラーは納得の治療方法だと思いました。

 

 

パンはダメ、ヨーグルトはダメ、とまだここに書いていないことが多数あるので、きちっと花粉症を治したい方はオーソモレキュラー治療の勉強だと思って買って読んでみてください。
花粉症の人ほど、本の内容に勇気をもらえるはずです。

 

私は今から来年の春が楽しみです。

 

 

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